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MoGRAA®ディスカバリーエンジンの特徴

GPCRを標的とした場合は特に、抗体を作製する際の抗原が重要になります。GPCR タンパク質や細胞外ドメインの部分ペプチドを抗原とする代わりに、標的 GPCRの 全長のタンパク質を発現するプラスミドベクターを動物の筋肉細胞に効果的に免疫する方法(DNA 免疫法)を採用することで、さまざまな機能性抗 GPCR 抗体開発に応用できるよう最適化しました。

これにより、標的GPCRに対する選択性が高く、高親和性の医療用リード抗体を取得することができるようになりました。

また、免疫動物から機能性を有する抗体を生産する B 細胞、プラズマ細胞のリンパ組織における存在頻度は、極めて低いと考えられています。従来技術であるリンパ組織のリンパ球とミエローマ細胞を融合させ、培養後の細胞上清中の抗体を評価するいわゆる“ハイブリドーマ法”では、機能性抗 GPCR 抗体の取得は極めて困難であり、非効率であることが分かりました。

そこで、B 細胞やプラズマ細胞を免疫動物より回収後、長期間の細胞培養をせずに短時間でスクリーニングする技術(RiGRASSTM: Rapid isolation of GPCR specific Antibody by Single-cell Screening System)を開発しました(特許第6881801号) 。

これらの技術を組み合わせることにより、アンタゴニストなどの機能を持つ標的 GPCRに特異的に結合するモノクローナル抗体を効率に取得することができるようになりました。